大型トラック運転手への転職を考えている悩みの一つが、転職に失敗したくないということですよね。
失敗しない為には会社選びが重要となりますが、どのように選べばいいのか分からないという方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、運転手として働きながら感じた、失敗しない運送会社の選び方のポイントについて、ご紹介していきたいと思います。
大型トラック運転手への転職難易度
大型トラック運転手として働きたいと考えている方にとって、大型トラック運転手として採用される難易度については、気になるポイントだと思います。
結論から言って、大型トラック運転手として採用されることは難しいとは感じません。
現在の運送業界では運転手が慢性的に不足し、大型トラック運転手も団塊の世代が一斉退職したことにより、全く足りていない状況が続いています。
そして、運転手不足を解消しようとトラックの大型化が進んでおり、ますます大型トラック運転手の需要は高まりつつあります。
実際に他業種の有効求人倍率が1倍前後であるのに対し、運転手の有効求人倍率は2倍と大きな差が生まれています。
その為、大型トラックの経験者はもちろんのこと、未経験者であっても大型免許を取得していれば、大型トラック運転手として採用されることは難しくないと言えるでしょう。
失敗しない運送会社選びの5つのポイント
大型トラック運転手への転職で失敗しない為には、ホワイトな運送会社を選ぶ必要があるでしょう。
ここでは、いい運送会社かそうでないかを見分けるためのポイントについて、実際の経験を基にご紹介していきますので、運送会社選びのポイントにしてみて下さい。
応募条件が経験者に限定されている会社を選ぶ
運送会社を選ぶ際の一つ目のポイントとして、求人の応募条件が経験者となっている運送会社を選ぶと失敗しづらいでしょう。
経験者のみで募集をかけている運送会社は、運転手への自社の給与や仕事内容などの待遇が良く、経験者に限っても応募してもらえるという自信があるのです。
一方で、未経験者で募集をかけている運送会社では、「常に運転手が足りない、経験者で募集をかけても誰も応募してくれない」という理由で、未経験者でも可として求人を出していることが多くなっています。
大型トラック運転手は他社の内情をよく知っており、あそこの会社はいい、あそこの会社は良くないという話を運転手同士でしている為、評判の悪い運送会社には経験者が集まらないようになっているのです。
転職に失敗しないということを第一に考えるのであれば、経験者のみを募集している運送会社を選ぶといいでしょう。
社内育成制度がある会社を選ぶ
大型トラック運転手への失敗しない転職の2つ目のポイントとして、社内育成制度がある運送会社を選ぶということです。
社内育成制度は会社によって呼び方や言い方が違うことがありますが、基本的には入社後に運転免許取得の後押しや、資格取得を後押ししてくれる制度のことを言います。
また、大型トラックの運転経験がなくても、社内育成制度を利用して大型免許を取得することで、指導員が横乗りをして経験を積ませ、大型トラック運転手として働けるようにもなります。
また、自社で育成を行える会社というのは、会社に余裕のある証拠であり採用面での待遇がいいことが多いです。
その為、大型トラック運転手への転職を成功させたいのなら、社内育成制度がある会社を選ぶと失敗しにくいでしょう。
休日や福利厚生の充実している会社を選ぶ
大型トラック運転手へ転職で、失敗しない会社選びのポイント3つ目は「休日や福利厚生」が充実している運送会社を選ぶことです。
福利厚生は会社側の負担が大きく充実した福利厚生は、会社側に余裕がないと生まれません。
その為、一般的な福利厚生はもちろん退職金制度や、その他休日の保証、有給休暇の取得状況などが充実している運送会社の方が安心です。
また、休日に関してはしっかりと見極める必要があり、例えとして給与が同じ求人が2つあったとして、休日数に違いがあるのであれば休日数が多い会社の方が、運転手として働く負担は減るということになります。
A社＝出勤27日で30万円
B社＝出勤24日で30万円
このように同じ出勤日数でも多く給料に反映できるということは、会社に余裕があるという事なので運送会社選びで失敗したくないのなら、福利厚生や休日が充実している運送会社を選ぶといいでしょう。
下請けでない企業を選ぶ
大型トラック運転手への転職で失敗しない為の4つ目のポイントは、下請けでない元請けの運送会社を選ぶということです。
どの業種においてもですが、特に運送業界の下請けは元請けと比べてきつい仕事が多く回ってきます。
きつい仕事が回ってくる理由として、拘束時間が長く違法になるから、肉体的にきつい仕事で運転手が嫌がるから、という理由で下請けに仕事を回すことがあります。
下請けとして働いているのですから、仕方がないと言えば仕方がないのですが、同じ運転手なので法律に触れてしまうのは同じことです。
しかし、会社側は下請けなので仕方がない、文句を言うと仕事を切られてしまうと何も言ってくれず、運転手の負担は大きくなってしまいます。
その為、大型トラック運転として転職を成功させたいのであれば、下請けではなく元請けの運送会社を選ぶといいでしょう。
トラックがきれいな会社を選ぶ
大型トラック運転手の転職で失敗しない会社選びポイント5つ目は
トラックがきれいな運送会社選ぶということです。
これは、「良く分からない。どうしてだろう」と考える方が多いのですが、実際にトラック運転手として働くうえで感じたことです。
トラックの洗車、日常点検、整備は乗務する運転手の仕事の一つですが、日常的に長時間労働をしていたり、きつい仕事が続いているとこれらの管理がおろそかになってしまうのです。
日常点検や整備は事故や故障につながる為、優先的に行うのですが洗車はそのようなトラブルにはつながらないので、後回しにしてしまいがちです。
その為、見た目である程度その会社の状況が分かるという手段として有効なので、大型トラック運転手として転職に失敗したくないと考えているのなら、ホームページで確認したり、実際に運送会社に見に行ってみるのもいいでしょう。
大型トラック運転手への転職を成功させるための秘訣
さて、実際に上手く運送会社を選んだら次は採用されなければなりません。
ここでは、大型トラック運転手として採用されるためにしておくべきことや、方法についてご紹介していきますので参考にしてみて下さい。
必須資格の取得
大型トラック運転手として採用されやすくなるためには、資格の取得が有効ですが、大型トラック運転手に必要な資格として
玉掛け技能講習
移動式クレーン運転士
などが挙げられます。
トラックでの仕事は車両が大きくなればなるほど、扱う荷物自体の大きさや量が多くなり、機械での荷役作業が多くなります。
その為、事前に大型免許と合わせて必須資格を取得していれば、運送会社側から即戦力として期待され採用率は高くなるでしょう。
上記した資格は、大型トラックウィング車でフォークリフト運転技能講習が必要になり、大型トラック平ボディー車では、玉掛け技能講習とクレーン運転士の資格があると採用面で有利になるので、仕事内容に合った資格取得を目指すといいでしょう。
転職サイトなどの活用
自分に合った大型トラックの仕事が見つけられない、見つけ方が分からないという方は、転職サイトなどの活用も視野に入れて転職活動を行ってみましょう。
公的機関であるハローワークにも求人は出ていますが、休職者向けの求人が多く転職という面で考えると、どうしても公開されている件数が少なくなっています。
企業側も、運転手として働きたいと考えている方を効率よく採用していきたいために、ハローワークではなく、転職サイトに求人を出している企業が多くあります。
その為、ハローワークにいい求人が出ていない、見つけられないというのであれば、ハローワークのインターネットサービスと合わせて、転職サイトなどの情報もチェックしてみるといいでしょう。
大型トラックで稼ぎたい人へのアドバイス
大型トラックの平均給料は年収換算で400万円~450万円と言われています。
これを、多いと思うか少ないと思うかは人によると思いますが、上記した大型トラックの平均年収はすべての大型トラックの平均値となり、働き方や仕事内容によって同じ大型運転手でも年収には大きな違いが出ています。
一般的に大型トラックは近距離の輸送よりも、長距離の輸送に従事している大型トラック運転手の方が高く、中には500万円以上の収入を得ている運転手も珍しくありません。
また、危険物の輸送にかかわる大型トラック運転手も、一般的な大型トラック運転手と比べると給与水準は高くなっています。
その為、大型トラックで稼ぎたいと考えているのであれば、長距離運転手や特別な資格がないと、従事できない大型トラックの運転手を目指すといいでしょう。
まとめ
ここまで、大型トラック運転手への失敗しない転職方法についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
転職に失敗しないポイントをしっかり押さえて、就職後に後悔しないように大型トラック運転手への転職を成功させましょう。
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