運転が仕事である大型トラック運転手にとって、ナビは必須とも言える重要アイテムですが、選び方の基準を知っておかないと、購入しても損をしたと感じてしまう事もあります。
そこでこの記事では、大型トラックにおすすめのナビの紹介と合わせて、選び方の基準についても解説していきたいと思います。
大型トラックにおけるナビの必要性
大型トラックにおいてナビは必要ないという方もいますが、働き方によってはなくてはならないものだと感じています。
大型トラックの仕事内容は、中長距離の輸送が主となりますが中には地場や、毎日同じルートで配送を行うルート配送大型ドライバーがいます。
このような働き方ではナビの必要性は少なく、なくても困らないということも多いですが、荷物次第で何処へ行くのか決まっていない、集荷先が毎回違うというような仕事内容の大型トラックであれば、ナビの必要性は高くなります。
また、ルート配送をしている大型トラックであっても、何らかの理由で同じルートが通れず迂回を余儀なくされることもあり、持っていて損をすることはありません。
そして、多くのナビにはテレビ機能も付いており、トラックの中で過ごす時間が長い大型トラック運転手にとってテレビは、必要不可欠なものだと言えるでしょう。
その為、地場やルート配送ドライバーにとっては、必ずしも必要になるとは言いませんが
「あって損をしないもの」
中長距離の大型トラック運転手にとっては
「必ず必要になるもの」
だと言えるでしょう。
大型トラックのナビ選びの基準
大型トラックのナビ選びの基準は「トラックモード」がついているかどうかです。
その為、大型トラックのナビを選ぶときに「安いから、人気があるから」という基準で選んでは絶対にいけません。
目的地を指定した際、一般的なカーナビでは普通車を基準とした道路で、最短距離を選び誘導してくれますが、これに従って大型トラックで走行すると、道幅が狭く通行できなかったり高さ制限で通行できないなど、大型トラックが走行することを想定して誘導していない為、多くの問題が起こってしまいます。
そのようなことが無いように、トラックでも通行可能なルートを見つけてくれるのが
「トラックモード」です。
トラックモードがついているナビでは、トラックが通行できるルートや道路交通法でトラックの通行が禁止されている道路などを除いて、最短ルートを検索し誘導してくれます。
その為、ナビの指示通りに進めば目的地まで最短で、何事もなく到着することが出来るでしょう。
このように大型トラック用のナビ選びには基準があり、しっかりと選ぶことでトラブルは未然に防げるので、ナビを選ぶ際には必ず「トラックモード」が搭載されているナビを選ぶようにしましょう。
大型トラックにおすすめのナビ5選
ここでは、大型トラックに必須機能である「トラックモード」が搭載されているナビを5つ厳選してご紹介していきますので、自分に合ったナビを見つけてみて下さい。
おススメ1 PN0904AT
最新ゼンリン地図が搭載されているモデルで、もちろんトラックモードも搭載。
バックカメラやDVDなどの機器との接続も可能で、テレビもフルセグで楽しむことが出来るおすすめのナビ。
急なルート変更でも、信号待ちの間に簡単に検索できるように、タッチパネルが搭載されているので、スマホ感覚で操作ができるようになっています。
コストは少し高めですが、長く使うなら必ず元を取れるカーナビです。
おススメ2 PN0904BT
タテ/ヨコ回転ピポット機能モニターの回転機能で、タブレットのようにタテとヨコでの表示が出来るようになっており、タテにしたときにはそれに応じて、奥の方まで映し出されるため、誘導されているルートを見逃しやすいのが特徴。
トラックモード搭載モデルで車両情報（全高・全幅・重量）を設定すると、車両が通行できるルートのみを誘導してくれます。
また最新のゼンリン地図も搭載。
しかしテレビが搭載されていないので、テレビなしでも構わないという方にはおすすめのモデルです。
飯樋おススメ3 PN0904ATP
上記で紹介したモデルの最上位版。
最新版のゼンリン地図搭載で、もちろんトラックモードも搭載。
上記モデルと違うところは、IPS液晶採用で広視野角を確保、ハイビジョン（1280×800）画質の液晶を採用することにより、大画面で高精細映像を表現することができます。
少し角度がついていても画面が見やすいので、トラックにはおすすめできるモデルですが、コストがかかってしまうところが悩むところです。
しかし、長期間にわたって使用するのであれば、確実に元が取れるおすすめのナビとなっています。
おススメ4 TD-009N
9インチ大画面採用で見やすく、タッチパネルで簡単に操作することが出来ます。
一方通行表示、オービス警告機能などの機能を搭載し、12V/24V両対応・普通車からトラックなどの大型車まで利用可能です。
画面をタップするだけで簡単にトラックモードに切り替えることが出来るので、大型トラックにはおすすめのナビですが、テレビがワンセグもフルセグも搭載されていないので、テレビは必要ないという方にはお勧めできます。
おススメ5 PD-009TW
上記で紹介したTD-009Nの上位モデルで、基本的な機能は同じだがワンセグ機能搭載でテレビを見ることが出来ます。
合わせて動画や音楽、写真再生が可能 でmicroSDカードに保存されたデータを再生することもできて、12V/24V両対応 している為、普通車からトラックなどの大型車まで利用可能なおすすめのナビ。
大型トラックでナビアプリは使える？
大型トラックで使用できるナビとして、トラック用のナビアプリがあります。
しかし、トラック専用のナビアプリは数が少なく、トラックで使用できるものは有料となっているアプリが多くなっています。
その為、ある程度通行するルートが決まっている大型トラックや、地場配送を担当する大型トラックであれば、このようなナビアプリはトラック専用のものでなく、無料ナビアプリでも有効に活用できるでしょう。
ですが、行ったことが無い場所に行く場合には、トラックモードが搭載されていないと、誘導されているルートが大型トラックで通行できるか分からず、無料のアプリでは役に立たない可能性もあります。
一方で、かかる費用だけで見るとナビアプリの方が安く、使わなければ解約すればいいだけなので、コスト面では大きなメリットになりますが、長期的に使用するのであれば結果的に、コストが毎月かかるのでナビを購入するのとあまり変わらない費用になることも考えられます。
その為、ナビアプリが使えないということはないので、自分の働き方や仕事内容に合ったナビを選ぶといいでしょう。
ナビの有効活用で時間に無駄のない集配送を！
大型トラック運転手の悩みの一つとして、荷待ち時間が挙げられますが、この荷待ち時間の短縮にもナビは有効だと言えます。
基本的にトラックの積み下ろしは受付をした順で行い、トラックのサイズが大きければ大きいほど積み下ろしに時間がかかる為、後から受付をしたトラックは順番が来るまで待機することになりますが、後10分早く到着していれば、後５分早く到着してれば前のトラックより早く受付できたのにと、がっかりすることが多くあります。
そんな時に交通情報を正確に把握し、最短ルートで誘導してくれるナビがあれば5~10分程度であれば簡単に短縮することが出来る可能性があり、待ち時間を短くすることにもつながります。
このようにナビは単にルートを誘導してくれるだけではなく、無駄のない集配送にも欠かせないアイテムだと言えるでしょう。
まとめ
ここまで大型トラックのナビ選びの基準や、おすすめのナビについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
この記事が大型トラックのナビ選びに役立てば幸いです。
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