【現役】トラック運転手の平均睡眠時間は短いのか?現役運転手が睡眠時間の疑問に答えます!

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トラック運転手の睡眠時間は短いというイメージがあり、運転手として働きたい、興味があるという方にとっては気になるポイントですよね。

ですが実際に睡眠時間について詳しく知ることが出来れば、トラック運転手として働くイメージも、湧きやすいのではないでしょうか。

そこでこの記事では、トラック運転手の睡眠時間について、実際の経験をもとにご紹介していきたいと思います。

トラック運転手の平均睡眠時間は6時間程度!

一般的には睡眠時間が短いというイメージがあるトラック運転手ですが、実際には他業種と変わらない6時間程度の睡眠時間が平均で取れていると言われています。※1

現役運転手の筆者も毎日6時間程度の睡眠時間は取れているので、この平均睡眠時間は間違いではないと思います。

その為、睡眠時間が短いというイメージがありますが、日本人の平均睡眠時間が6時間30分程度であることから、トラック運転手の平均睡眠時間が突出して短いとは言えないのではないでしょうか。

しかし、トラック運転手の中には、上記の平均睡眠時間を下回るような違法な働き方をさせる、ブラック運送会社も存在していることも事実としてあるので、これからトラック運転手として働きたい、興味があるという方は、そのような運送会社を見分ける方法を知っておくべきでしょう。

トラック運転手の睡眠時間に関する疑問とアンサー

ここでは、トラック運転手としての実際の経験をもとに、運転手の睡眠に関する疑問に答えていきたいと思います。

平均睡眠時間が4時間~5時間は本当?

多くの方が平均睡眠時間は4時間~5時間しか取れない、と聞くことがありますがこれは間違いではありませんが、毎日この睡眠時間しか取れないというのは、少数ではないでしょうか。

実際に筆者自身も4時間~5時間の睡眠時間で運行することはありますが、毎日ではなく他の運転手と交代制で持ちまわっている状況です。

不眠で48時間労働は本当?

これは現在ではあまり聞いたことはありませんが、数十年前には多くのトラック運転手が、これぐらいの時間であれば不眠で輸送を行っていました。

その当時の運送業界は非常に景気が良く、走れば走るほど会社が儲かり運転手の給料も右肩上がりが続いていました。

その為、運転手が自ら進んで仕事を引き受けて、無理な運行をしている時代がありましたが、運転手の労働時間に関する法律や、重大事故が多発したためこのような運行をすることはなくなりました。

万が一このような運行を、現在でもさせているような運送会社で働いているのであれば、直ぐに転職しましょう。

長距離運転手は極端に睡眠時間が少ないのは本当?

長距離運転手の睡眠時間が短いというのは昔から言われていますが、それは過去の話になりつつあります。

現在、長距離運転手の平均睡眠時間は、地場の運転手よりも長く取れることが多く、平均睡眠時間は6.3時間ともいわれています。※1

実際に長距離運転手と話をすると「地場を走っているよりも楽だ、長距離を走っている方が寝る時間がある」とよく聞きます。

もちろん、状況によっては短い睡眠時間になることもありますが、全体的な流れとしては極端に睡眠時間が少ないということはないように思います。

トラック運転手の睡眠時間が短くなる原因

ここでは、トラック運転手の睡眠時間が短くなる原因について解説していきたいと思います。

荷主の要望に応えるため

トラック運転手の睡眠時間が短くなる原因の一つが「荷主」です。

輸送する荷物は荷主の要望した時間に、顧客まで届ける必要がありますが、例え荷主の都合で出荷が遅れても到着時間を遅らせるということは少なく、運転手が休憩時間や睡眠時間を削って時間に間に合わせるということがあります。

現在では働き方改革の観点から、配達時間を変えるなどの対応をしてもらえることが多くなりましたが、どうにもならないという場合には、運転手が対応しているのが現状です。

会社側の無理な配車

トラック運転手の睡眠時間が短くなる原因の一つが、会社側の「無理な配車」です。

現在の運送業界では運賃の値下げや燃料費の高騰などで、普通に配車をしていても利益が確保できない為に、無理な配車をしてしまう事があります。

トラック運転手には安全に運行できるように、労働時間に関する定めがありそれに準じていない場合には違法ですが、守れないブラック運送会社も中にはあるので注意しておきましょう。

道路状況による運行の遅れ

大雨や災害による通行止め、事故渋滞や工事渋滞など道路を走行することでしか起きえない状況による遅延は、運転手ではどうすることも出来きません。

その為、集配時間が決まっている場合はその時間に間に合わせるため、自分の休憩時間や睡眠時間を削って、輸送を行わなければなりません。

もちろん運送会社側は高速を使用させたり、集配時間を荷主と交渉しますが、どうしてもその日のその時間に必要な場合には、トラック運転手の時間が犠牲になることがあります。

荷待ち時間

荷待ち時間とは荷物の積み下ろしをするために待機する時間であり、多くのトラック運転手が荷待ち時間を経験します。

この荷待ち時間は集配先によって異なりますが、数時間かかることが一般的となっています。

その為、荷待ち時間が長ければ長いほど出発時間が遅くなり、結果として睡眠時間が短くなってしまう原因となっています。

運送業界ではこの荷待ち時間解消のため、荷主に対して改善を求めることが出来る法律が定められ、荷待ち時間の短縮を図っています。

繁忙期などの物量増加

これは宅配業や雑貨の地場運転手に多くなっているのですが、繫忙期と呼ばれる期間では一気に荷扱い量が増え、早朝出勤や残業が続いてしまいます。

その為、普段であれば8時出勤18時上がりであっても、繁忙期では6時出勤21上がりというように、長時間働かなければ仕事が終わらないのです。

運送会社も、この繁忙期に合わせてアルバイトなどで増員しますが、物量に追い付かず長時間労働となり、睡眠時間が短くなる原因の一つとなっています。

トラック運転手を守るための休憩・休息に関する法律は?

トラック運転手には安全に運行できるように、労働基準法で定められた法律があります。

トラックの連続運転は4時間を限度とし、4時間を超えて運転をする時には最低30分の休憩時間を取る必要があります。

この休憩時間は分割も可能で、4時間のうちに10分を超える休憩時間を、数回合計して30分取ることでも条件を満たすことが出来ます。

そして睡眠時間にかかわる休息時間については、原則として8時間以上の連続した時間と定められており、終業から8時間以上経過しないと次の日の運行は出来ないことになります。

しかし休息時間は分割も認められており、連続した一回の休息時間が4時間以上で、合計して10時間以上となっています。

しかし、一定期間中の勤務回数の2分の1を限度とした回数までしか、分割の休息は認められていません。

そしてトラック運転手の拘束時間は最大で16時間とし、15時間を超える勤務は一週間に2回までと定められています。

上記した内容に沿わない場合には行政処分の対象となり、罰則を会社側が受けることになります。

睡眠時間が規則正しくとれるドライバーの仕事は?

トラック運転手はどうしても不規則な働き方になり、睡眠時間もバラバラになってしまう事がありますが、トラック運転手でも規則正しい生活リズムを保てる職種があります」。

それは・・・「ルート配送運転手」「バルク車の運転手」です。

毎日同じルート上の配達先で荷物の集配送を行うルート配送運転手は、出勤時間や終業時間が同じ時間になり、勤務時間が大きく変わることが無い為、運転手の中では規則的な働き方が可能です。

また、バルク車の運転手も同じように一日に集配送する場所が決まっている為、何処に配達に行くのか前日まで分からないというような事もなく、ある程度決まった時間で働くことが可能です。

ですが、飼料関係のバルク車は夜中や早朝出勤があることがあるので、深夜や早朝の仕事向かないと感じている方にはつらく感じるはずです。

しかし、上記した2つの職種は、比較的規則正しい時間で働くことが出来るので、しっかりとした睡眠時間を取ることが出来るでしょう。

ルート配送運転手に関しての記事はこちら!

バルク車運転手に関しての記事はこちら!

まとめ

ここまでトラック運転手の睡眠時間について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

この記事が、トラック運転手の睡眠時間について知りたい方の役に立てば幸いです。

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