トラック運転手の上手な道の覚え方!現役ドライバーがその方法を解説します!

業界情報・役立ち情報
記事内に広告が含まれています。

トラック運転者として働くのであれば、道を覚えていることが重要なポイントになりますが、道を覚えることが苦手な方も多く不安に感じますよね。

そんな時に、現役運転手がどのように道を覚えているのかが分かれば、道を覚える事が苦手な方にとって、参考にできるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、現役トラック運転手の道の覚え方について、詳しく解説していきたいと思います。

道を覚えるためにはまず地図の見方を覚える!

トラック運転手が道を効率的に覚えるためにはまず、地図の見方を覚える必要があります

最近ではグーグルマップなどのアプリで地図を検索し、GPSで自分がどこにいるのか、どの方向に進んでいるのかが分かるようになった為、地図の見方を覚えなくても目的地まで到着できるようになりました。

しかし、トラック運転手は様々な理由で事前に検索したルートから外れ、違うルートでの集配送を行うこともあります。

そのような場合には信号待ちや駐車スペースに停車して、新たに地図を見ることになりますが、停車した状態では自分がどの方向から来たのか、どの方向を向いているのか、地図の見方を知らなければ把握できません。

また、集荷先で配達先の地図を手渡しされた時には、その地図を頼りに配達先に向かうことになりますが、見方を知らないと配達先がどこにあるのか、どのルートを通ればいいのかが判断できません。

その為、道を覚える前に地図の見方を覚えることが重要であり、地図を見方が分かれば道を覚えることにもつながると言えるでしょう。

現役トラック運転手が解説する道の覚え方とコツ!

ここでは、トラック運転手が実践している道の覚え方について解説していきますので、道を覚えるのが苦手だ、方向感覚に自信がないという方は参考にしてみて下さい。

景色で覚える!

多くのトラック運転手は道ではなく、周りの景色で道を覚えています。

一般的に道路は単調でアスファルトや縁石、街路樹など何処の道路も同じものが使用され、全てが同じに見えるため、道だけで覚えるとどうしても「ここだったような、ここのような気がする」といったように自信が持てません。

そこで、多くのトラック運転手は道を直接覚えるのに加えて、周りの景色も無意識に覚えるようにしているのです。

例えば、この左折場所から工場が見えた、この右折場所は土手の際だったなど、具体的な景色と合わせて覚えることで「ここだ」「間違いないと」確信を持てるようになるのです。

このように上手く道を覚えたいのであれば、道だけではなく周りの景色も合わせて覚えておくといいでしょう。

動きにくい目印を見つける!

道を覚えるためには、動かない目印を目標として定めるのが一番いいのですが、動かないものや変わらないものは存在しないので、出来るだけ動きにくいものや変わりにくいものを、目印として道を覚えます。

動きにくく変わりにくい代表と言えば石碑で、動く可能性は低く目印として最適であると言えるでしょう。

その他で、動きにくく変わりにくい目印になりそうなものは、看板や自動販売機、店舗などが挙げられますが、動きにくいものや変わりにくいものを目印にする時には、その形で覚えるようにしましょう。

例えば、看板を目印として覚えた場合に看板の内容が「農機具→斎場」へ、自動販売機であれば「コカ・コーラからサントリー」というように変化してしまうと、目印としての自信がなくなり、確信が持てなくなるのです。

そのようなことを避けるためにも目印を基準に道を覚える時には、

・動きにくく変わりにくいもの

・目印を形で覚える

・景色も合わせて覚える

上記3つの基準を覚えておきましょう。

交差点の名前を覚える!

これは、プロの運転手として最も基本的な事ですが、非常に重要な事なので必ず交差点の名前は憶えておく必要があります。

交差点の名前を憶えておくことで、道が分からないときに同業者や先輩運転手に道を尋ねるときや、荷主や顧客から指示を受けるときに、スムーズに教わることが出来るためです。

また、自分が聞かれる立場でも交差点の名前を覚えておけば、相手に分かり易く説明できるようになるので、自分が良く通行するルート上の交差点名は、覚えておく必要があるでしょう。

トラックの流れを見つける!

道を覚えたいのであれば「トラックの流れを見つける」ことが非常に重要になります。

多くの方が経験することですが、追い抜かれていないのに後ろにいたはずのトラックが、いつの間にか前にいた路肩に停車していた、という経験をした事があるのではないでしょうか。

これは、自分の覚えていない道が存在し、その道の方が近道である証拠なのですが、道を覚えていないとそのルートを見つけることは出来ません。

その為、トラックが多く流れるルートを把握しておくことで、最短ルートや時間的に渋滞するルートを避けられることにもつながり、結果として新しい道を覚えることにもつながります。

このようにトラックの流れを見つけることが、道を覚えることにつながるので日頃から意識して流れを見てみるといいでしょう。

ベテランドライバーから情報を得る!

ベテランドライバーはその経験の長さから、多くの道や迂回ルートを把握しその時々の状況に応じて、ルートを選択できるだけの知識があり道を覚えています。

その為、地図上では良く分からないようなことも、実際に訪れたことのあるベテランドライバーであれば、目印やルートなど具体的な情報を持っており、直接道を聞くことで分かり易く教えてもらえるでしょう。

分かり易い説明=簡単に覚えることが出来ると言う事なので「道を覚えたい、自信がない」というのであれば、ベテランドライバーの意見を参考にしてみるといいでしょう。

ちなみに、ベテランドライバーのほとんどは道を教える事が、嬉しい事と感じているので気にすることなく訪ねてみて下さい。

最短ルートだけを走行しない!

道を覚えることが「苦手だ、自信がない」という方の多くは、毎回同じルートで集配送を行いますが、これでは道を覚えることは出来ません。

道を覚えるためには「最短ルートだけを使用しない」ということが必要になります。

もちろんプロドライバーとして最短ルートを選択し、確実に商品を届けることは必要な事で、間違ったことではありませんが、万が一そのルートが使用できなくなった場合に、他の道を知っておかないと対応できなくなります。

その為、時間的に余裕があるときになどには、出来るだけ普段通ることのない道を通り「この道はここにつながっている、この道はここに出てくる」と覚えておくことで多くの状況に対応できるようになり、結果として道を覚えることにもつながるので、いろいろな道を走行してみて下さい。

可能であればプライベートで通行する

一度通行した道を確実に覚えるためには、もう一度同じ道を通行することが効果的で、数回通行することで確実に覚えることが出来るでしょう。

その為、プライベートで近くまで来ることがあるのであれば、そのルートを利用して目的地まで行ってみるのもいいでしょう。

プライベートな運転であれば集配時間も決まっておらず、荷物に対する責任もなく軽い気持ちで運転することが出来るので、何のプレッシャーも感じることなく道も覚えやすいはずです。

今後、プライベートで覚えたい道を走行する機会があるのであれば、ぜひ試してみてください。

道を覚えることが苦手な人はどうすればいいの?

道を覚えることが苦手な人はどうすればいいのか分からず、運転手として働くことを諦めている方もいるかもしれませんが、道を覚えていなくてもトラック運転手として働くことに問題はありません。

下記では、道を覚えずにトラック運転手として働く方法について、解説していきますので参考にしてみて下さい。

カーナビを使用する

過去には地図片手に全国を走り回ったトラック運転手ですが、現在ではトラックにも取り付けられるナビが存在し、運転手の必需品となっています。

カーナビを使用することで、簡単に目的地まで到着することが出来るので、道を覚えていてもいなくても関係なく、誰でもトラック運転手として働くことが可能になります。

しかし、トラックで使用するナビは普通車で使用するものと違い、選び方に基準があるので注意が必要になります。

選び方の基準として一番重要な事が「トラックモード」が搭載されているがどうかです。

一般的なナビは普通車の最短ルートを選択しますが、この最短ルートは道幅や高さ制限などにより、トラックでの通行が出来ないことが多くなります。

その点、トラックモードが搭載されたナビでは、あらかじめトラックが通行できる最短ルートを選んで表示してくれるので、安心して集配送を行うことができるようになります。

その為、道を覚えることが苦手な方で、カーナビの購入を考えているのであれば、必ずトラックモードが搭載されているカーナビを選ぶようにしましょう。

おすすめ関連記事はこちら!

ナビアプリの活用

道を覚えることが苦手な方にはスマホなどの「ナビアプリ」の活用も有効な方法です。

具体的には、グーグルマップなどのアプリでナビ機能を使用することが出来るので、カーナビにかける費用がないという方にはおすすめです。

しかし、グーグルマップなどのアプリにはトラックモードが搭載されておらず、指示通りに進むと通行できない可能性もあるので、注意が必要になります。

また、ナビアプリの中にもトラックモードが搭載されているものがありますが、有料になっていることが多いので、長く使用するのであればカーナビの方が費用を抑えることが出来かもしれません。

ナビの使用にはデメリットも・・・

トラックでナビを使用することには、いくつかデメリットもあるので、しっかりと理解して使用するといいでしょう。

道を覚えにくくなる

ナビを使用する一番のデメリットは「道を覚えにくくなる」という事です。

ナビを見て指示通りに直進したり右左折するということは、上記でご紹介した道を覚えるための方法である、景色や目印を見つけないと言う事になり、画面に集中している為どうしても道が覚えづらくなってしまうのです。

もちろん悪い事ではなく、目的まで確実に運行することが運転手の務めなので、問題とはなりませんが、万が一ナビが使用できない状況では最悪の場合、目的地まで到着できないことも考えられます。

その為、ナビの使用にはこのようなデメリットが存在することは、覚えておくべきであると言えるでしょう。

前方不注意

ナビを目視しながら走行するということは、前方不注意の状態になってしまうので、適度に見るという意識が必要になります。

ですが、ナビを見る場合には道が分からないから見ているのであって、目視せずに走行することは難しく、分からない道であればあるほど注視してしまいがちです。

しかし、このような前方不注意の状態で運行していると、いつか必ず事故につながり自分だけではなく、周りまで巻き込むような大事故につながる可能性もあり非常に危険です。

このようにナビを使用するということは、危険につながるというデメリットがあることも理解しておきましょう。

道を覚えることでどんな状況にも対応できる!

最近では、トラック用のナビが普及していることもあり、道を覚えることはあまり重要視されていませんが、トラック運転手が道を覚えると言う事は絶対に損にはなりません。

なぜならトラック運転手にとって「道を覚えている、知っている」という事は、運転手自身のスキルであるからです。

道路状況は毎日変化し、その時々によって災害や工事、事故の影響でいつもとは違うルートでの集配送が必要になることがあるでしょう。

そのような状況になった時に、道を覚えているというスキルが役立ち、直ぐに別の迂回ルートを選ぶことで、延着のトラブルを減らすことが出来ます。

このように、いかに多くの道を覚えているかが運転手のスキルにつながり、高ければ高いほど「どんな仕事にもつける、どんな配達先でも問題なく乗務できる」と、会社側からの評価も高くなるのです。

運転手として価値が高くなれば給与にもつながり、転職も有利に行えるので運転手にとって道を覚えるという事は、重要なポイントの一つになると言えるのではないでしょうか。

まとめ

ここまで、トラック運転手の道の覚え方について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

この記事が「道を覚えるのが苦手だ、自信がない」という方の役に立てば幸いです。

好条件で高収入が目指せるドライバー職・運送業界の仕事情報
現在、ドライバーとして働いている方で【働いても給料に納得がいかない】【肉体的にきつくなってきた】【今の会社で将来のことが考えられない】など悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
そんな方にとってドライバーや運送業界への転職や就職活動はドライバー不足の今が絶好のチャンスです!
ドライバーが圧倒的に不足している運送業界では、どこの企業においてもドライバーを確保することが最優先となり、高水準な給与・仕事面での好待遇など、これまで考えられなかったような変化が起きています。
このような状況で現在、ドライバーとして働いているのに待遇がよくならないのであれば会社に問題があり、転職のタイミングだといえます。
転職や就職を成功させるために重要なことは、なりたい職種の【平均収入・勤務時間・年間休日・仕事内容】といった情報の平均値(当たり前)を知ることですが、このような情報の個人収集は難しく効率も悪いです。
そのような時にはドライバー専門の転職サイトを活用していくことで、効率よく情報収集が行えるので自分の希望するドライバーになるための近道となります。
下記でご紹介するドライバー専門転職求人サイトは
ドライバー専門の求人情報が数万件!
スカウト登録で企業から直接オファー!
求人応募が簡単で複数の企業に一括応募可能!
知名度・利用率・ドライバー採用に繋がる媒体№1 
など多くのメリットがあり、うまく活用することで必ず自分の希望に合ったドライバー職が見つかるでしょう。
登録は無料で行えるので気になる方は利用してみてください。 

運転免許取得を考えている方へ

運転免許取得を考えているのなら合宿での免許取得をお勧めします。

通学での免許取得は受講生が多いとスムーズに実技講習が受けられず、多くの時間がかかり結果としてかかる費用も多くなってしまいます。

下記でご紹介している合宿免許比較サービスでは、提携している全国の自動車教習所の中から、自分に合った合宿プランを簡単に検索することが可能となっています。

検索するだけなら登録も必要なく料金も発生しないので、通学と合宿の費用の違いを比較してみて下さい。

春休み合宿免許は年内のお申し込みで最大15,000円割引!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました