【現役】運転手がセミオートマトラックの運転方法について解説します!

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トラックのセミオートマと聞くと「普通のオートマとどう違うのか、どのように運転するのかなど」分からなことが多いですよね。

これから先、トラックのオートマ車が増加していく中で、セミオートマトラックの運転方法を知ることは、役に立つことが多いはず。

そこでこの記事では、セミオートマトラックの運転方法や必要な免許など、詳しく解説していきたいと思います。

増えるセミオートマトラック!

現在、普通車のほとんどの車種はオートマ車となっており、ミッション車を見かけることはなくなりましたが、最近ではトラックにもオートマ車が登場し、運送業界だけではなく多くの業界で活躍しています。

トラックのオートマ車自体は十数年前からあったのですが、急に増えてきた印象があり2tトラックからトレーラーまで、すべてのサイズのトラックにセミオートマ車があります。

セミオートマトラックが増えた要因として、運転手の負担軽減や環境基準に対応するためなどいくつかありますが、オートマ限定免許所持者が増えたことも、一つの要因として考えられます。

当サイト管理人調べでは、男性のオートマ限定免許所持率が24.5%、女性で81.9%と多くの方がオートマ限定免許を所持しています。

その為、オートマ限定免許所持者に合わせた、トラックのミッションが増えてきているということで、実際に多くの運送会社ではオートマトラックに、オートマ限定免許所持者が乗務して働いています。

セミオートマトラックと運転方法について

セミオートマトラックと聞くと「難しそう、自分では操作できない」と思っている方も多くいますが、操作方法さえ知っていれば、誰でも簡単に運転することが出来るようになるので、難しくはありません。

ここでは、セミオートマトラックの運転方法について解説していきますので。参考にしてみて下さい。

セミオートマトラックとは?

セミオートマトラックを運転する前に、そもそもセミオートマトラックがどのようなトラックなのかについて知っておく必要があります。

セミオートマトラックのセミには「半分や準」といった意味があり、半オートマ、準オートマトラックという意味で、オートマトラックにはないクラッチが存在します。

このクラッチはシフトチェンジの際に使うことはありませんが、いくつかの所作を行う時にクラッチ操作が必要になるのでセミオートマトラックと呼ばれており、

簡単に説明すると・・・

「クラッチ操作の大半は私(トラック)がするので、できないところを運転手さんがしてください」というトラックです。

発進時・走行時の運転方法

セミオートマトラックのクラッチ操作が必要なのは、トラックを発進させるときになります。

その為、出発時の手順としては・・・

ニュートラル確認エンジン始動

クラッチを下まで踏み込んでギアをDレンジへ

半クラッチでギアをつなぐ

発進

というような手順が発進時に必要なクラッチ操作になり、走行してしまえば普通車のオートマ車と同じ感覚で運転することが出来ます。

信号や一旦停止で止まる時には自動でシフトチェンジされ、停車する直前までスピードが落ちると、自動でニュートラルに入ります。

発進時には、ブレーキから足を離しアクセル操作をすることでギアが入り、クラッチ操作不要で発信することが出来ます。

しかし、停車するときにクラッチ操作してしまうと、オートマモードが解除され出発時にクラッチ操作が必要になるメーカーや車種があるので、停車時や速度を落とすときにクラッチ操作はしないようにしておきましょう。

バック時の運転方法

セミオートマトラックでバックする時にもクラッチ操作は必要になります。

クラッチ操作の手順は・・・

クラッチを踏み込む

ギアをRレンジへ

半クラッチでトラックをバックする

停車

となりますが、基本的に前進と同じ手順でクラッチ操作や、シフト操作が必要になりますがオートマではバックしにくいと感じることがあるので、その時にはクラッチ操作やで半クラッチを使用するなどの微調整が可能です。

基本的には微調整が必要になるときだけでOKだが・・・

セミオートマトラックのクラッチ操作は発進時、バック時に必要になりますが微調整の必要のない発進時などでは、クラッチ操作しなくても発進自体は可能です。

しかし、車種や年式、クラッチの状態によっては発進時に大きく車体が揺れてしまうようなこともあるので、できる限りクラッチ操作して発信するほうが無難でしょう。

セミオートマトラックの運転に必要な運転免許は?

セミオートマトラックの運転は、オートマ限定免許でも運転できますが、数度の免許制度改定の為に、自分の所持免許で運転できるのか分からない、という方が多くなってしまいました。

そこでここでは、トラックのサイズ別で必要になる運転免許について、分かり易く解説していきたいと思います。

2tセミオートマトラック

2tセミオートマトラックの運転に必要な免許は・・・

オートマ限定準中型免許(5tに限る)

準中型免許(5tに限る)

準中型免許

の3つの運転免許が必要となります。

5t限定免許所持者は、免許制度改定前に普通免許を取得した方で、改定後に普通免許が5t限定へと、繰り上げられたことで新設された区分となります。

2tセミオートマトラックの中には、車両総重量が5tを超える車両もあり、5t限定準中型免許では運転することが出来ないので、注意が必要になります。

4tセミオートマトラック

4tセミオートマトラックの運転に必要な運転免許は・・・

オートマ限定中型免許(8tに限る)

中型免許(8tに限る)

中型免許

上記3つのうちどれかを所持していれば、4tセミオートマトラックの運転は可能となります。

「中型車は8tに限る」の表記がある方は、免許取得時期によって改定された免許制度に合わせて繰り上げられたものですが、車両総重量が8tを超えるトラックの運転はすることが出来ません。

その為、8t以上のオートマトラックの運転をするためには、限定解除を行う必要があるので無免許運転とならない様に注意しておきましょう。

10tセミオートマトラック

10tセミオートマトラックの運転に必要な運転免許は・・・

大型免許

となります。

大型免許にはオートマ免許というものが存在せず、大型トラックがセミオートマであったとしても大型免許がないと運転することは出来ません。

大型免許の取得条件は、普通免許等の運転通算経歴が3年以上となっている為、最短で取得しても21歳以降ということになります。

セミオートマトレーラー

セミオートマトレーラーの運転に必要な運転免許は・・・

大型免許

けん引免許

の2つが必要になり、上記の運転免許を合わせて所持していないと、セミオートマトレーラーの運転はすることが出来ません。

トラクターヘッド(トレーラーを引く車両)は中型車のため、セミオートマトラクターヘッドだけであれば、オートマ限定中型免許でも運転することが出来ます。トレーラー牽引不可

ちなみに高速料金も中型車料金となります。

セミオートマトラックの運転で注意しておきたいこと

経験者にとっても未経験者にとっても、多くのメリットがあるセミオートマトラックですが、実はオートマトラックならではのデメリットもあります。

それは・・・・坂道です。

セミオートマトラックで坂道を上っていると、勝手にシフトチェンジしてしまい坂を上らなくなってしまうのです。

普通車のオートマ車であれば「シフトアップ→スピードが落ちる→シフトダウン→スピードが上がる→シフトアップ」とスムーズに坂道を登っていくことが出来ます。

しかし、セミオートマトラックは坂道を上りだして「シフトアップ→スピードが落ちる→シフトダウン→スピードが落ちる→シフトダウン→スピードが落ちる」というように、スムーズに坂道を上ることが出来ず、最悪の場合には坂道の途中で停車してしまう事もあります。

これを回避するためには、坂道を上る前にオートマから手動に切り替えて、勝手にシフトアップさせず、自分のタイミングでシフトチェンジしていく必要があるので、気を付けておくといいでしょう。

まとめ

ここまで、セミオートマトラックの運転方法や注意点について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

最初は難しく感じるセミオートマトラックも、慣れるとミッション車よりもはるかに楽に運転することが出来るようになるでしょう。

この記事が、セミオートマトラックの運転について、気になっている方の役に立てば幸いです。

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