最近では女性のトラック運転手を良く見かけるようになりましたよね。
その為、自分でも働きたい、大型トラックに乗ってみたいと考える女性も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、女性のトラック運転手の働き方や、女性だからこその問題点など詳しく解説していきたいと思います。
運送業界における女性運転手の割合
過去にはほとんど見ることがなかった女性トラック運転手ですが、最近では良く見かけるようになりました。
しかし、実際には運転手全体の2%台、100人に2~3人程度とまだまだ男性社会であることが分かります。
運送業界において女性運転手の需要は高まっており、多くの企業が高待遇での求人を出し女性運転手の確保を目指しています。
特に宅配業や引っ越し業では、女性の運転手だと安心できると女性の顧客から人気があり、男性では気づくことのできない部分に気づくことができるのも女性運転手の強みとなっています。
このような状況に置いて女性トラック運転手の需要はこれからも高まり続け、実際に女性トラック運転手は増えていくでしょう。
女性トラック運転手の抱える問題点は?
ここでは実際にトラック運転手として働く女性運転手の抱える問題点がどの様なものなのかについて解説します。
給与水準
男性トラック運転手の平均年収は450万円程度ですが、女性運転手の平均年収は320万円程度と大きく開きがあります。
トラック運転手の給与は仕事内容や走行距離などで決められることが多い職種で、給与水準が高い運転手は力仕事がメインで、長距離輸送で体力が必要になることが多くなっています。
その為、女性に不向きな仕事は給与水準が高い傾向にあり、女性運転手の平均年収を下げる要因となっています。
また、家庭を持ち子供がいることで勤務時間に制限が出てしまい、稼ぐための残業ができない事もあります。
トイレ
大型トラック運転手の悩みの一つがトイレですが、大型トラックなどの車両はその大きさから何処でも駐車できるわけではありません。
運転手のトイレはコンビニや道の駅、トラックステーションなどの大型トラックの駐車スペースがある所になりますが、思った時に思った場所に止まれるとは限りません。
男性運転手であれば路上の駐車スペースなどで用を足す事は可能ですが、女性運転手ではなかなか難しいのが現状です。
シャワー
運転手の入浴事情はシャワーが基本ですが、給油スタンドやトラックステーション、道の駅などにあるコインシャワー、高速であればサービスエリアで入浴する事になります。
トラックステーションやサービスエリアの施設ではシャワー室が男女別にされている事が多いですが、その他の場所ではまだまだ整備不足で、兼用が多くなっています。
基本的にシャワーを利用するのは泊まりがある中距離〜長距離の運転手になりますが、運転手全体で2%台の女性が長距離に従事している事は更に珍しく、女性専用のシャワー室を設置しても利用が少ないと言う理由で整備が進んでいません。
女性トラック運転手におすすめの職種は?
ここでは女性向けおすすめトラック運転手の職種について、理由も合わせてご紹介していきたいと思います。
ルート配送運転手
ルート配送とは主に地場を担当する運転手で、一般企業や個人あての集配を担っています。
毎日大体同じルートを通って集配を行うので、時間の見通しも立てやすくトイレなどの場所も予め把握できます。
一般的に男性女性問わず経験がなければ、地場の小型トラックで経験を積んでから他の業務につくことが多いので、女性におすすめできる職種だと言えるでしょう。
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ダンプ運転手
まだまだ男性社会である運転手として、女性が働くことで起きやすいトラブルが仕事内容の違いによる摩擦です。
女性運転手がいることで肉体的にきつい仕事や、体力的にきつい仕事などが男性運転手に集中してしまうことで、どうしても不満が出ることがあります。
その分給与水準は高くなるのですが、どうしても納得出来ないという方も少数ですが居ます。
その摩擦を避けるためには男性運転手と同じ仕事をすることです。
ダンプ運転手であれば男性女性同じ仕事内容なので摩擦は起きず、地場を走るためトイレやシャワーなどの心配がなくてすみます。
その為、ダンプ運転手は女性におすすめの職種だと言えるでしょう。
海コントレーラー運転手
海コンとは海上コンテナの略ですが、貨物船で来たコンテナなどをトレーラーで積み替えて集配送を行う業務になりますが、海コントレーラーでは基本的に荷物に触ることなくコンテナの輸送のみで、積み下ろし作業は専属の作業員が行うことになります。
男性運転手と仕事内容に違いがないため摩擦も起きにくく、肉体的なきつさや体力もあまり必要としないので、女性の運転手が多く従事しています。
大型免許や大型特殊などの運転免許の取得が必須となりますが、給与水準も高めなので女性におすすめの職種だと言えるでしょう。
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進む女性トラック運転手への整備
まだまだ男性中心の運送業界ですが、国土交通省では運送業界のイメージアップ、人材確保、育成のためのトラガール促進プロジェクトと言われるものが推進されています。
これは女性運転手が性別を理由として運送会社の就職を断られる事案をなくす取り組みや、女性用のトイレを増やすなど女性が働きやすい環境を整えるためのものです。
これから先、女性運転手の需要は確実に高まっていくことが予想され、経営者側としても人員確保は必須であると言えるでしょう。
その為、女性運転手が働きやすくするための環境整備が確実に進められており、女性が運転手として男性と変わらず働ける状況が整っていくでしょう。
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まとめ
ここまで女性トラック運転手についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
まだまだ少ない女性のトラック運転手ですが、運転手不足が深刻なものとなっている現状では、経験がない女性であっても運転免許さえ所持していれば、採用は難しくないはず。
これを機会にトラガールを目指してみてもいいかもしれませんね。
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