大型トラックの運転手に興味がある方々は、みな同じような疑問を持っているようですが、どの疑問も働いてみないと分からないようなことばかりで気になりますよね。
疑問が解決されれば、大型トラック運転手への不安もなくなり運転手として働くことに前向きになれるかもしれません。
そこで今回は、大型トラックの10に疑問と題して現役運転手目線で答えていきたいと思います。
大型トラック運転手の魅力とは?
トラック運転手としての働き方は小型から大型まで様々ですが、大型トラックの運転手が一番運転手としての魅力を味わうことが出来ます。
トラック運転手の醍醐味と言えば自由な働き方で、一歩会社を出れば自分一人で積み下ろしを行い、他人に気を使うことなく働けることが魅力の一つですが、小型トラックは集配件数も多く他人とのかかわりが多くなってしまいます。
しかし、大型トラックになると荷物がまとまり集配件数が少なくなるため、他人との接触が少なくなり、ストレスを感じることなく運転手として働けるでしょう。
また給与水準についても、小型から中型トラック運転手の平均年収が420万円前後であるのであるのに対し、大型トラックの運転手では456万円と高くなっており、中には600万円台の収入がある大型運転手も存在します。
このように自由な働き方が出来て、働き方次第では大きな収入を得ることも可能なトラック運転手には大きな魅力があると言えるのではないでしょうか。
大型トラック運転手に関する10の疑問
ここでは、大型トラック運転手に興味のある方々が疑問に思うことについて、現役運転手目線で答えていきたいと思います。
必要な運転免許は?
大型トラックの運転に必要な運転免許は「第一種大型免許」です。
大型トラックの定義は車両総重量11t、又は最大積載量が6.5t以上、乗車定員が30人以上の車両となっており、大型免許を所持していないとこれらの車両を運転することは出来ません。
普通免許取得後3年以上の期間が必要なため、最速でも21歳にならないと取得することが出来ません。
他に所持しておいた方がいい資格は?
所持していなくても大型運転手として働くことは可能ですが、「フォークリフト運転技能講習」を所持していると採用面や給与面での待遇が良くなります。
会社によっては入社後に社内育成の観点から、取得を後押ししてくれることもあり、価値の高い資格となっています。
集配先によっては資格所持者でないと、運転することが出来ず出入りができないこともあります。
未経験者でも大型トラックに乗れる?
結果から言いますと、経験がなくても大型トラックの運転手にはなれます。
運送会社にもよりますが、最初は小型トラックや中型トラックで経験を積み、その後大型トラックの横乗りで感覚をつかんで、実務ということになります。
経験が浅いうちは先輩運転手が助手席に乗り経験を積ませることが多く、期間は会社にもよりますが長くても一か月程度が一般的です。
大型車両しか所持していない運送会社に就職した場合、未経験者だということは分かった上で採用しているはずなので、最初から大型トラックで経験を積むことになります。
女性でも大型トラックの運転手になれる?
もちろんなれます。
過去には男性が大多数の男社会だったトラック運転手ですが、現在では多くの女性運転手が活躍しており、女性だからと運転手として働くことを諦める必要はありません。
また女性が働きやすい環境を整えるための「トラガール促進プロジェクト」と言われる様々な取り組みが行われており、女性運転手が働きやすい環境が整いつつあります。
運転は難しいの?
普通車を初めて運転した時に感じたように、大型トラックの運転も難しく感じることでしょう。
難しく感じるポイントはやはり「車幅と車両の長さ」で、一般的な普通車が車幅1.7m程度、全長4.7m以下なのに対し、大型トラックは車幅2.5m、全長12m前後とサイズが大きく違う為、車両感覚の違いから運転が難しく感じてしまうのです。
しかし、難しいと感じるのも少しの期間で、運転することであっという間に慣れてしまうので、あまり気にする必要はありません。
人間関係は?
他業種でも人間関係に悩むことがありますが、運転手にも同じように人間関係で悩むことはあります。
しかし、大型運転手は小型の車両と比べて人とのかかわりあいが少く、たとえ苦手な人がいたとしても、積み下ろしの時間だけ我慢すれば後は気にする必要はなく、他業種と比べてストレスは感じにくいでしょう。
仕事はきつい?
結論から申し上げますと「仕事内容による」が答えです。
トラックはサイズが大きくなればなるほど、手作業による積み下ろしが少なる傾向にありますが、仕事内容によっては手作業がある場合があります。
小型トラックの手作業であれば、肉体的なきつさはあまりありませんが、小型トラックの何倍も積み込むことが出来る大型トラックでの手作業はきつく感じるでしょう。
その為、肉体的なきつさを避けたいのなら、パレット作業やフォークリフトで荷役する荷物を持った運送会社を選びましょう。
拘束時間は長いの?
トラック運転手の拘束時間は1日13時間以内、これを超える場合には最大16時間までとされており、1日の拘束時間が15時間を超える勤務は一週間で2回までと法律で定められていますが、この拘束時間が長いと感じるかどうかには個人差があると思います。
輸送する場所や荷物によっては半日で終わることもあり、13時間の拘束時間最大まで毎日働くことは少ないですが、繁忙期や道路状況によっては長くなることもあります。
ですが、毎日のように拘束時間が長くなるような運送会社であれば、間違いなくブラック運送会社なので転職をお勧めします。
睡眠時間は取れない?
何十年も前の運送業界では良くある話でしたが、現在、睡眠時間を削ってまで仕事をさせる運送会社はあまり聞くことがありません。
大型トラックには、デジタコと言われる運行記録装置の設置が義務付けられており、運転時間や積み下ろし時間、休憩時間を自動で記録しています。
何かあった場合には運行状況が適切であったのか、休憩は取れていたのかなどの確認が容易にできるため、万が一会社側に不備があった場合には責任は免れず、行政処分の対象になってしまいます。
しかし、事故渋滞や自然災害、悪天候などによって運行に支障が出てしまい、睡眠時間が削られてしまったということは、運転手にとって不運ですがあり得ます。
事故を起こしたら?
運転手の事故には交通事故と貨物事故の2種類がありますが、どちらともに賠償の責任があります。
賠償と言っても損害額の全額負担はなく、多くの場合には事故保険の免責金で済むことがほとんどで、裁判でも全額負担は違法であるとの判決が出ています。
しかし、賠償金額が事故保険の免責金よりも少額の場合には保険が使えないうえに、自信の評価も下がり賞与の査定に関係することもあるため、運転手自身が弁償していることもあります。
大型トラックの運転手になるべきか?
ここまで運転手についての疑問についてご紹介してきましたが、一番の疑問は自分が「運転手になるべきなのか」ではないでしょうか。
現役運転手目線で答えるのならば、答えは「YES」です。
理由はこの記事を読んでいるからで、興味があるからこそここまで読んでいただけんたんだと思います。
そして、今この記事を読んだということは、運転手になるための行動を1つ起こしたのだと言えるのではないでしょうか。
幸いにも現在の運送業界における運転手不足は深刻な問題で、大型トラック運転手に興味がある、運転手として働いてみたいと考えている方にとっては非常に有利な状況にあります。
この機会に大型トラック運転手として働くことを真剣に検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまで大型トラック運転手の疑問についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
この記事で大型トラック運転手の疑問が解決されれば幸いです。
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