トラック運転手と一言で言っても、仕事内容があまりにも多くあり中には肉体的負担の大きな仕事もありますが、トラック運転手になりたい、興味があるという方の中には「体力に自信がない、体を使う仕事はちょっと」という方もいるのではないでしょうか。
そんな方々にとって、トラック運転手の肉体的な負担が具体的に分かれば、仕事選びの参考にできますよね。
そこで今回は、トラック運転手の肉体的に楽な仕事ランキングと題して、肉体的負担の少ない仕事を、ご紹介していきたいと思います。
トラック運転手の肉体的に楽な仕事ランキングの選考基準
トラック運転手にとって肉体的負担とは、荷物に触れる回数が多いか少ないかということで、仮に手積み手降ろしの大型トラックの運転手が、一回の積み手降ろしで触れる荷物の総重量は26t前後となり肉体的負担はかなり重くなると言えるので、手作業がないことを一つ目の基準として選びます。
次に、トラックへの乗り降りが多いと肉体的な負担は増えてしまうのでこれも、ランキングの際に乗り降りの少ない仕事内容のトラックを選びます。
そして、運転以外で肉体的に負担となるのが、平ボディー車などでのシート張りで大型車両になればなるほど重くなり、トレーラーではシート1枚で40㎏以上あることもあります。
その為、選考基準として平ボディー車以外のトラックを基準として選び、運転以外の仕事で肉体的な負担が少ないトラック運転手の仕事を選びます。
選考基準をまとめますと・・・
・荷物に触れる機会が少ない事
・トラックへの乗り降りの回数が少ない事
・運転以外で肉体的負担の仕事が少ない事
上記の3つを選考基準として、トラック運転手の肉体的に負担の少ない仕事をご紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
トラック運転手の肉体的に楽な仕事ランキング!
ここでは上記の選考基準をもとに、肉体的に楽だと感じるトラック運転手の職種について解説していきます。
第1位 ダンプ運転手
上記3つの基準をもとにして選考した結果、肉体的負担が最も少ないのはダンプ運転手です。
ダンプ運転手が輸送する荷物は「砕石・土砂」が一般的で荷物に触れることはあまりなく、肉体的負担は最も少ないと言えるでしょう。
また、トラックへの乗り降りも少なく、シート張りなどの肉体的負担もないので、仕事内容全般で肉体的負担は少ないと言えるでしょう。
しかし、ダンプ運転手には車両の大きさから運転に大きな負担と責任があり、最低運搬回数のようなノルマがあることもあるので、あくまでも肉体的負担を考えた時のランキングであることは、理解しておきましょう。
第2位 海コントレーラー運転手
海コンとは海上コンテナの略称であり、国外からの荷物の輸送に使用されるコンテナで、このコンテナはトレーラーでないと輸送することは出来ません。
そしてこのコンテナ輸送に関わるのが、海コントレーラー運転手です。
海コントレーラー運転手の仕事はコンテナを荷下ろし場まで運ぶことですが、基本的に中の荷物に触れることはなく、荷主や専属の作業員が荷下ろしを行うことになり、運転手が荷物の積み降ろし作業を行うことはありません。
また、トラックへの乗り降りもあまりない為、これも選考基準に当てはめると楽な部類に入ります。
その他の肉体的負担に関してですが、扱う荷物の種類によって違いはありますが、荷下ろし後のコンテナ内の掃除は運転手が行うこともありますが、地域性や荷主との契約内容によっては、清掃も荷主側が行うこともあります。
海コンドライバーに興味がある方向けの記事はこちら!
第3位 バルク車・タンクローリー
バルク車とは正式名称を粉粒体運搬車と言い、小麦粉や砂糖などの加工食品の原料、家畜の飼料まで多くの粉粒体の輸送を行っています。
手作業などは一切なく、粉末排出用の荷役装置の操作を行うことで荷役作業を行うので、選考基準である肉体的負担はクリアしているでしょう。
また、タンクローリーの仕事も主に液体の輸送を行っていますが、バルク車と同じく手作業はありません。
しかし、飼料関係のバルク車では積載部分の上部に乗って蓋を開けたり、配送先のタンク上部での作業があるので、トラックから乗り降りする回数が多く、高所での作業もあるので肉体的な負担はある程度あると考えられます。
タンクローリーも同じくタンク上部での作業があり乗降作業がある為、肉体的負担はバルク車と同等でしょう。
そしてどちらの車両もその他の肉体的な負担に関してはほとんどなく、全体的にみても肉体的負担は少ないので同率3位という結果となりました。
第4位 パレット輸送の中・大型トラックウィング車
中型トラックや大型トラックにおいて、パレットに積みつけられた荷物(飲料など運転手がパレットに積みつける必要のない状態で輸送が可能な物)の輸送に関わるドライバーの、肉体的負担は非常に少なくなっています。
パレットに積みつけられた荷物の荷役作業はフォークリフトによって行われるため、手で直接荷物に触れて荷役作業をすることはありません。
しかし、フォークリフトでの荷役作業を自分で行う必要があったり、輸送に使用した緩衝材や固縛器具の片付けなど、その他の作業が多くあるので上記した職種と比べると、肉体的負担は多めであると言えるでしょう。
しかし、トラック運転手全職種で見てみると、肉体的負担は非常に少ないと言えるので、第4位という結果となりました。
トラック運転手の肉体的に楽な仕事を選ぶデメリット
肉体的負担の少ない仕事を選ぶことは、長期間仕事を続けていくうえで重要なポイントになりますが、メリットだけではなくデメリットもあることを理解しておく必要があるでしょう。
ここでは、肉体的に負担の少ない仕事を選ぶデメリットについて解説していきますので、参考にしてみて下さい。
給与水準が低め
肉体的な負担が少ないトラック運転手の一つ目のデメリットが
給与水準の低さだと言えるでしょう。
給与水準が低くなってしまう理由としては、肉体的負担が少なく人が集まりやすいということが原因として考えられます。
きつい仕事であれば給与水準を高く設定しておかないと、求人を出したとしても応募してくれる希望者を見つけることは出来ませんが、楽な仕事であればたとえ給与水準が低くても、人が集まり仕事が成り立ってしまうのです。
簡潔にもうしますと
楽な仕事=儲からないことが多い
きつい仕事=儲かることが多い
がトラック運転手の給料の基本であり基準となっていますが、運送会社によっては適正な運賃で受注していても、運転手の給与に反映させないブラック運送会社も存在しているので、慎重な会社選びが重要です。
このように肉体的に楽な仕事であっても、デメリットは存在しているので自分に合った職種のトラック運転手を、見つける必要があるのではないでしょうか。
おすすめ記事はこちら!
他の仕事が出来なくなる
肉体的な負担が少ない職種につくと、もともとあった体力も減ってしまい、ほかの職種で運転手として働く自信がなくなります。
その為、現在の給与水準が不満で転職を考えたとしても、体力が落ちて自信のない状態では同じ職種の運転手を選んでしまい、会社が変わっただけで仕事内容は変わらず給与水準も変わらないというデメリットにつながります。
一度肉体的に楽だと感じてしまうと、中々その状況を抜け出すことが難しくなるので、肉体的に楽な仕事には、そのようなデメリットがあることも覚えておくといいでしょう。
トラック運転手は気楽に働ける職業です!
トラック運転手になりたい方が重要視する一つの基準が、上記でご紹介した肉体的に楽な仕事であることですが、長期間仕事として続けていくために必要なことがもう一つあります。
それは、いかに同僚や顧客に気を遣わずに仕事をしていくかということで、気楽であるかどうかではないでしょうか。
どんなに仕事内容が良くても、どんなに給料が良くても他人に気を使いながら仕事をすることは、精神的負担が大きく続けていけないという結果につながります。
その点トラック運転手では、驚くほど同僚や顧客との接点が少なく、全くと言っていいほど気を使う必要はありません。
もちろんゼロという訳ではありませんが、他業種から転職をしてきた運転手の方の多くはそう感じているはずです。
上記ランキングでご紹介した職種だけではなく、トラック運転手全般で考えても気を使わないような働き方が出来るので
・他人とのかかわりが苦手である
・出来るだけかかわりたくない
という悩みを持っている方にとって、運転手という職業は天職なのかもしれません。
まとめ
ここまで、トラック運転手の肉体的に楽な仕事ランキングと題しまして、ご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
このランキングは、あくまでも肉体的に負担が少ない仕事を選んだものですが、トラック運転手の仕事選びの基準として利用できるかと思います。
ぜひ参考にしてみて下さい。
好条件で高収入が目指せるドライバー職・運送業界の仕事情報
現在、ドライバーとして働いている方で【働いても給料に納得がいかない】、【肉体的にきつくなってきた】、【今の会社で将来のことが考えられない】など悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
そんな方にとってドライバーや運送業界への転職や就職活動はドライバー不足の今が絶好のチャンスです!
ドライバーが圧倒的に不足している運送業界では、どこの企業においてもドライバーを確保することが最優先となり、高水準な給与・仕事面での好待遇など、これまで考えられなかったような変化が起きています。
このような状況で現在、ドライバーとして働いているのに待遇がよくならないのであれば会社に問題があり、転職のタイミングだといえます。
転職や就職を成功させるために重要なことは、なりたい職種の【平均収入・勤務時間・年間休日・仕事内容】といった情報の平均値(当たり前)を知ることですが、このような情報の個人収集は難しく効率も悪いです。
そのような時にはドライバー専門の転職サイトを活用していくことで、効率よく情報収集が行えるので自分の希望するドライバーになるための近道となります。
下記でご紹介するドライバー専門転職求人サイトは
●ドライバー専門の求人情報が数万件!
●スカウト登録で企業から直接オファー!
●求人応募が簡単で複数の企業に一括応募可能!
●知名度・利用率・ドライバー採用に繋がる媒体№1
など多くのメリットがあり、うまく活用することで必ず自分の希望に合ったドライバー職が見つかるでしょう。
登録は無料で行えるので気になる方は利用してみてください。
コメント