トラック運転手に必要な免許や資格は?現役運転手が思う取得優先順位とは?

免許・資格
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トラック運転手になるためには、車両サイズに応じた運転免許の取得が必須となり、取得を考えている方も多いのではないでしょうか。

運転免許は取得時期や保持免許によって取得条件が異なることがあり、よくわからないことも多くなっています。

そこで今回は、トラック運転手のための必須免許や資格を、現役運転手目線で優先順位をつけながら詳しく解説します。

トラック運転手の現在とこれからについて

トラック運転手は現在、深刻な人手不足と言われておりコロナ禍であってもその現状は変わらず、逆に荷扱量が増えて更に人手不足になった職種もあります。

もちろん扱う荷物の種類によっては影響を受け、転職をするとこになったトラック運転手も多くいましたが、その運転手が運転手として転職しても人手不足は解消されていません。

これから先、自動運転技術が普及していくことが予想されていますが、それでも運転手の需要は無くなることはなく、高止まりのまま続いていくと考えられます。

そこで業界全体の流れとして一人のトラック運転手が運ぶ物量を増やす、輸送トラックの大型化が進んでいます。

中型トラックで運んでいた物をまとめて大型トラックで、大型トラックで運んでいた物を大型トレーラーで輸送をする事が増えて来ています。

その為、トラック運転手として働きたいと考えるのであれば、自分がどの様な働き方の運転手になりたいのかを考え、現在の流れに沿った運転免許の取得が必要だと言えるでしょう。

トラック運転手に必要な4つの運転免許

ここではトラック運転手に必要な運転免許について、取得条件や取得方法について紹介していきます。

準中型免許

準中型免許は車両総重量が3.5t~7.5t未満の車両の運転に必要となる運転免許で、運送業界では小型トラックや2tトラックといわれる車両がこれにあたります。

免許の受験資格ですが、18歳以上であればだれでも受験可能で、運転免許センターでの試験や指定教習所で実技検定に合格し受験後、合格することで取得可能です。

平成29年3月12日以前に普通免許を取得していれば、免許区分が5t限定準中型免許となり、車両総重量が5t未満の車両しか運転できないので「限定解除」が必要となります。

限定解除は指定教習所で技能講習に合格するか、運転免許センターで試験に合格するかの2つで学科はありません。

準中型免許取得に関する記事はこちら!

中型免許

中型免許は車両総重量7.5t~11t未満の車両の運転に必要な免許で、一般的には4tトラックと言われる車両の運転に必要な運転免許となります。

受験資格は20歳以上で普通免許の保持期間が2年以上必要となり、取得条件は準中型免許と比べて厳しくなりますが、4tトラックは運送業界だけではなく、建築関係や農業など多くの業種で使用されるため、需要が高く転職や就職に有利に働きます。

中型免許が新設される前に普通免許を取得している方は、8t限定中型免許となっているので、限定解除することにより現行の中型免許区分である車両総重量11t未満まで運転が可能になります。

中型免許取得に関する記事はこちら!

大型免許

大型免許は車両総重量が11t以上のトラックの運転に必要な免許で、受験資格が21歳以上、普通免許保持期間が3年以上と取得条件は厳しく、取得にかかる費用も高くなります。

身体的な条件として、ほかの運転免許にはない深視力検査と言われるものがあり、これに合格することが条件となります。

取得方法としては、運転免許センターで試験に合格する方法と、指定教習所において実技試験に合格して取得する方法がありますが、運転免許センターで試験を受ける一発試験では合格率が低く難易度が高いので、指定教習所で講習を受ける方が確実で、保持している運転免許次第では、最短一週間程度での合格も可能となっています。

大型免許取得に関する記事はこちら!

牽引免許

牽引免許はトレーラーの運転に必要になる免許で、取得条件は18歳以上であることで身体的条件は普通車と変わりません。

取得方法は上記した免許と同じく運転免許センターでの一発試験か、指定教習所を卒業するかの2つになりますが、一発試験は大型免許以上に合格率が低くなり合格は難しくお勧めできません。

指定教習所であれば構内での技能講習を12時間受けて、卒業検定に合格すれば学科試験もなく交付されます。

トレーラーの運転手になるには大型免許も必要になりますが、取得難易度に見合った給与水準が魅力の職種となっています。

どの免許を優先して取得するべきなのか?

ここでは現役運転手が思う優先して取得するべき運転免許と、持っておくことで有利になる資格についてご紹介します。

優先取得運転免許は大型免許

トラック運転手を目指すなら大型免許は必須だと言える運転免許で、最優先での取得が望ましく、普通免許取得後3年の保持期間は必要ですが、大型免許を持っているだけで多くのメリットになります。

運送業界で大型免許を所持していれば運転手としての経験がなくても、2tトラックや4tトラックであれば採用されやすく、そこで経験を積むことで大型トラックの運転手へとステップアップすることもできます。

運転手の給与水準は他業種と比べて平均を下回る結果となっていますが、大型トラックは年収600円台の運転手も少なくなく、稼ぎたいと考えている方にとっては大きな魅力です。

また、トラックのサイズが大きくなるにつれて手作業の頻度も少なくなる傾向があり、肉体的にも楽になることが考えられるため、トラック運転手に興味がある、働いてみたいと考えているのであれば大型免許の取得を最優先に考えてみてはいかがでしょうか。

優先取得資格はフォークリフト運転技能講習

フォークリフトは荷物の荷役に必要な自動車の一種で、運転手の力では動かせないような

荷物や、パレットに積みつけられた荷物をそのまま積み下ろしすることが出来ます。

運転操作にはフォークリフト運転技能講習を修了している必要があり、所持していないと運転することはできません。

受講資格は年齢が18歳以上であることのみとなっており、合格率は99%以上と難易度も高くなく、労務局長指定の教習機関で受講することが出来ます。

大型免許と合わせて取得していると、転職や就職には有利になる資格なので優先して取得を目指しましょう。

運転免許と資格の取得で就職は有利に!

トラック運転手は深刻な運転手不足にあり、転職希望者や就職希望者にとっては有利な状況ではありますが、企業が欲しいと感じるのはやはり「即戦力」です。

たとえ経験はなくても運転免許や資格さえ持っていれば、経験を積ませることが可能で即戦力として期待できますが、運転することが出来なければ即戦力にはなりえません。

もし仮に、大型免許所持者の未経験者と小型トラックの運転経験がある普通免許所持者であれば、小型トラックしか運転できない経験者よりも、どの車両も運転できる大型免許所持者の方が採用されやすく、必要な資格も所持していればなおさら有利な状況になることは間違いありません。

トラック運転手として働くことを検討しているのであれば、運転免許や資格の取得を第一に考えて行動することが必要ではないでしょうか。

まとめ

ここまでトラック運転手に必要な運転免許や、資格についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

この記事がトラック運転手に興味がある方の役に立てば幸いです。

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