【ユニック車】に必要な運転免許と資格は?取得条件・取得費用・取得方法・取得期間を解説します!

特殊車両
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ユニック車の運転には車両サイズに応じた運転免許が必要で、クレーン作業には国が定めた資格が必要になります。

この記事では、分かりにくいユニック車の運転に必要な免許や資格の、取得条件、取得方法、取得費用、取得にかかる期間について詳しく解説していますので、取得の参考にしてみて下さい。

ユニック車ってこんなトラックです!

ユニック車とはクレーンを備えたトラックの総称で、正式名称は搭載型トラッククレーンとなっています。

元々は古河ユニックがクレーン車である【ユニック】を商標登録し、人気になったことでこの呼び方が定着し、他の会社が制作したクレーン車も、ユニック車と総じて呼ばれるようになりました。

クレーン部分のブームは、油圧で伸縮するようになっており、作業半径を変えることで様々な場面で活躍することが出来るようになっています。

また、荷役中に横転しない様に車両を支えるアウトリガーも搭載されているので、安心してクレーン作業を行うことが出来ます。

そして、ユニック車の一番の特徴はクレーン車でありながら、荷台を有していることから荷物の運搬まで行える、万能トラックという点です。

その為、運送業界ではもちろん建設業界や農業においても、非常に需要の高いトラックであり、人気のあるトラックがユニック車となっています。

ユニック車に必要な運転免許は?

ユニック車には2トンユニック車、4トンユニック車、大型ユニック車と種類があり、公道で運転するためには、車両総重量に応じた運転免許が必要になります。

・車両総重量3.5トン以上7.5トン未満のユニック車準中型免許

・車両総重量7.5トン以上11トン未満のユニック車中型免許

・車両総重量11トン以上のユニック車大型免許

上記したように車両総重量に応じて、必要な運転免許が違うので自分の所持している免許で運転できるのかどうか、事前に確認が必要になります。

しかし、クレーン車であっても公道を走行するだけであれば、クレーン操作に関する資格は必要にならないので、覚えておくといいでしょう。

ユニック車の操作に必要な資格は?

ここでは、クレーンの操作に必要な資格や、クレーン作業で必要になる資格について、ご紹介していきたいと思います。

小型移動式クレーン

ユニック車の運転にはクレーン作業に関する資格は必要ありませんが、クレーン作業を行う場合には、吊り上げ荷重に応じた資格が必要になります。

・吊り上げ荷重5t以上可動式クレーン運転免許
・吊り上げ荷重1t以上~5t未満小型移動式クレーン運転講習
・吊り上げ荷重0.5t以上~1t未満小型移動式クレーン運転の業務に係る特別教育

上記した吊り上げ荷重の範囲によって必要な資格は変わりますが、吊り上げ荷重5t以上の可動式クレーン運転免許は、ユニック車で必要になる資格ではありません。

ユニック車のクレーンはサイズによって吊り上げ荷重が違いますが、2.2t~2.93tとなっているので、「小型移動式クレーン運転講習、小型移動式クレーン運転の業務に係る特別教育」が必要になります。

玉掛け技能講習

玉掛けとは工場や現場作業において、クレーンフックへのワイヤーや吊りロープ等をかけたり、外したりするときに必要になる資格です。

クレーンで荷役する時には、荷物によって適切な玉掛け方法で吊らないと、荷物の落下や天秤など非常に危険な事故につながる可能性もあります。

玉掛け作業専属の作業員が現場に常駐し、玉掛け業務に携わらなければ資格は必要ありませんが、ユニック車の特性上、クレーンの操作と玉掛けを運転手が一人で行うこともあり、両方の資格を所持していないと荷役作業が出来ないこともあるので、必須資格であると言えるでしょう。

必須免許と資格の取得に関して

ここではユニック車の運転に必要な運転免許と、小型移動式クレーン、玉掛けの取得条件、取得にかかる費用、取得にかかる期間について解説していきたいと思います。

ユニック車に必要な運転免許取得費用・条件・方法・期間

ユニック車の運転に必要な免許の取得条件や費用、方法、期間は所持している運転免許で変わってきます。

取得条件ですが

・準中型免許条件なし、身体的条件を満たしている事

・中型免許普通免許等の通算運転経歴2年以上、その他身体的条件を満たしている事

・大型免許普通免許等の運転通算経歴3年以上、その他身体的条件を満たしている事

となっています。

免許取得方法は2種類あり、指定教習所で取得するか免許センターで直接試験を受ける一発試験があり、一発試験の費用は33000円ほどかかります。

普通、準中型、中型、免許所持者が指定教習所で上位免許を取得する場合の費用は、15万円~45万円程度が相場となります。

取得にかかる期間も所持免許で変わりますが指定教習所の場合、普通免許所持者で最大35時間の講習を受ける必要があるので、通学だと1ヶ月程度が目安となっています。

しかし、指定教習所で行われている合宿免許であれば、短い期間での取得が出来るでしょう。

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小型移動式クレーンの取得費用・条件・期間

小型移動式クレーンの取得条件は、18歳以上であることとなっており、その他の条件はなく誰でも取得可能です。

取得するためには安全衛生技術センターで行われる「学科試験」及び「実技試験」に合格しなければなりませんが、実技試験については各都道府県労働局長登録教習機関で「移動式クレーン運転実技教習」の修了試験に合格すると「実技試験」が免除になり、学科試験のみをクリアすれば交付となります。

取得費用は所持資格によって変わりますが、無資格者で最大5万円程度となっており、教習機関での取得期間は13時間~20時間の講習で、最短3日で修了することが出来ます。

玉掛け技能講習の取得条件・方法・期間

玉掛け技能講習の取得条件は年齢が18歳以上であることのみで、特別な取得条件はなく誰でも取得可能で、クレーンに関する資格を有していれば、受講時間が短くなり費用も安くおさえることができます。

移動式クレーン運転士免許・クレーン運転士免許・デリック運転士免許・揚貨装置運転士免許・小型移動式クレーン運転技能講習・床上操作式クレーン運転技能講習のいずれかの資格を取得していれば2.5日の受講時間となり、取得費用は22000円ほどかかります。

無資格者であれば3日の受講時間がかかり、費用も24000円と有資格者よりも多くかかります。

ユニック車に必要な免許や資格取得でどんなメリットが?

ここでは、ユニック車に必要な免許や資格を取得することで、どのようなメリットがあるのかについて解説していきますので、免許取得や資格取得の参考にしてみて下さい。

手作業以外の仕事に就ける

運送会社に限らず、ユニック車を必要としている仕事であれば、当然有資格者はクレーン作業に関わることが多くなります。

その為、多くの運転手が敬遠する手作業をすることが非常に少なくなるでしょう。

この手作業は荷物の積み下ろしを手作業で行う方法のことであり、多くの運転手が「したくない、避けたい」と考えている作業です。

その為、肉体的なきつさは相当なもので、手作業が原因で腰を悪くしたり、転職を考える運転手もいます。

しかし、運転免許や資格を所持していれば、優先的にクレーン作業に回されることが多くなるので、どの会社や業界でも手作業で仕事をすることは少なくなるでしょう。

選べる仕事の幅が広がる

ユニック車の運転に必要な運転免許と資格を取得することによって、選べる仕事の幅は大きく広がるでしょう。

ユニック車は運送業界だけではなく、建設業界や農業関係、個人事業など多くの職種や業界で活躍する需要の高いトラックです。

その為、運転免許や資格の取得で選ばれる側から、選ぶ側へと立場は逆転し自分に合った職種を、選んで仕事をすることが出来るでしょう。

免許取得や資格の取得には時間と費用が掛かりますが、取得するだけの価値があると言えるのではないでしょうか。

資格手当などによる福利厚生の充実

仕事に関わる資格は、いかに仕事が出来ても経験年数が長くても、所持していないと出来ない仕事があり、会社側からみて資格所持者は貴重な人材です。

その為、会社側は貴重な人材確保の為に、給与に直結する資格手当等の充実を行うことが多くなっています。

もちろん資格手当があるかどうかや手当の金額は、会社によって違いはありますが、多くの場合には資格手当という形で給料のアップが見込めます。

毎年の昇給がないことも多い現在において、資格取得による手当等の充実は、給与アップにつながるメリットだと言えるのではないでしょうか。

まとめ

ここまで、ユニック車の運転に必要な免許と資格について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

ユニック車は非常に需要のあるトラックで、これから先も需要が途切れることはないでしょう。

運転免許や資格の取得を目指して、ユニック車の運転手として働いてみてはいかがでしょうか。

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